仕事探しをする際、英語力に自信がなくても自信があるように見せることが大事だ、と聞きましたが本当ですか?嘘をついているような気持ちになるのですが…
私自身、企業の面接代行をすることも多いですが、この点は言葉以上に違いを大きく感じる、日本と諸外国の文化の違いのようにも感じています。
バラエティ番組の街頭インタビューなどで「日本語話せますか?」と日本以外の出身の方に話かけると、「Yes!Sushi!Ohayo!Konnichiwa!」のように回答される場面を目にしたことがある方も多いと思います。日本で育った人の感覚だと、“そんなの話せるうちに入らないよ”と思う方が大半だと思いますが、質問する側も、“ビジネスで使えるレベルの日本語話せますか?”など、話せるレベルがどこまでかを具体化していないので、むしろカメラが回っているタイミングも考慮して親日をアピールしてくれているんだと思います。このように、話せる、話せない問題は基準が不明確になりやすい事が要因の一つでもあります。
また、日本でもコンビニなどで多くの留学生がアルバイトしてくれるようになりましたが、あなたがコンビニ店長だったとして、日本語に自信がない、と面接で言う人を採用したい、と思うでしょうか。せめて、今は緊張していてあまり話せていないけど、自分で頑張って迷惑かけないように、貢献できるようになりたいです!という人を採用したい、と思うのではないでしょうか。
表面的には英語力の質問にはなりますが、面接は全て本質的にはあなたの仕事への向き合い方、取り組み方も総合的に判断する場であり、受験者のアピールのチャンスでもあります。出来ない事より、出来るようになっていきたい想いを届けてOKな場面も意外と多くあるものなのですよ。