
アプローチがなかなか上達せず悩んでいます。
昔はアプローチでは寄せられる、と思ってゴルフを組み立てていましたが、ここ数年はアプローチに悩まされる日々です。。でも、やっと復活の糸口が見えた気がしています。あくまで“気がしている”レベルなので、実践ではパター握る事がまだまだ多いです。(笑)
生きる伝説、トム・ワトソンが10年ほど不調に悩まされた後、復活のきっかけになった事が、“ちょっと右肩が下がっていた”事に気づいた事と聞いて驚愕しました。世界トップレベルのプロですら、そんなアドレスの初歩的な事に気づけず10年も悩むなんてあるんだ、と思いました。
私の場合も然りで、やはり右肩が落ちてアッパーになっていたことも原因の一つ。後は左手のリードを忘れていた事、インサイドインで打つようになっていた事の3点でした。
無心で振って覚えたアプローチ。ジュニアの頃は左手一本で打つイメージ、と叩き込まれていたので自然と左手で打っていたのでしょう。アウトサイドにクラブを上げる事もまた、飛距離を求めて身体に絡めるスイングに変えた弊害でインサイドに上げる傾向が知らず知らずのうちに強まっていたようです。
右肩が下がっていた事は、近年アメリカでトレンドの高い球でのゴルフを求めるあまり、目線が下がり過ぎた事が原因でしょう。
思った高さで球が出ていなかったので、一番アプローチが得意だった頃に多用していた58度のウェッジをひっぱり出したら、あれよあれよという間に思い出しました。これはアイアンやドライバーのフルショットでも確実に活きてきそうです。
ゴルフのスイングは極力シンプルに、が鉄則。
ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、アプローチがバランスよく振れるアドレスとスイング軌道の探求はプロも含めて、誰にとっても永遠のロマンのようでもあります。
今回はやたら遠回りというか、寄り道が長い期間になってしまいました。年齢も重ねて身体の回りも悪くなり、新しい事への探求とのバランスが崩れていましたが、たまには振り返りも良いものですね。
それでも基本は“変化し続ける事”。停滞や変えない事は退化と考えています。それだけ時代の変化も、日々の身体の変化も実は大きい、という事なんでしょうね。